売れる売れないってコト

デジカメ関連の板を読むと、それにしても
「この機種は売れる」「この機種は売れない」
のコメントの応酬が多いよな。
個人としてのユーザーがどうして売れる売れないってコトを
こうも言いたいのか不思議だ。
  
売れる品物は価格対価値において優れた品物である可能性は高いと思う。
けれど、そこで考えなくちゃいけない本質って
この品物の品質(性能)を測った結果はどうかという科学と
その測った結果が示す価値は品物の価格としてリーズナブルかどうかという経済
の2本立てのはずだ。

そこで思うのは、科学は万人に平等であり、経済は不平等である
というコト。
 
ここにもニホン人が透けて見えるな。
これは高い、これは安い。これは売れる、これは売れない。
そうのんきに言っているヒト達に「経済の不平等」の認識は無く、
かつ、不平等の拡大に対する期待と危機感なんて無い。
 
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ついでに...
デジカメの品質(性能)を測る科学として圧倒的に欠落しているもの、
それはバラツキに関する評価・考察の導入だ。
メーカーに嫌われながらも、物理的数値で性能の評価結果を公表しているヒトがいて、オレはその姿勢を進歩的だと思っているけれど
(モノスコを撮影して解像度を数値で示す試み等、評価できる)、
じゃ、S30の解像度値のバラツキの分布は?
個体差って、どのくらいあるの?